看護師 求人 山梨に対する疑問にお答えします
Hは伝統的な行き方を選んだが、歴史における「もし」I氏の社長就任によってSが得たものと失ったものとは、どちらが大きいか現時点では測り難いというしかない。
しかし、このときのO氏の慎悩は、そのまま今日のI氏にも引き継がれていると考えねばならない。
I氏も後継社長を選ばねばならないときを迎えている。
世間が既定のものと見ているK氏への社長指名を、I氏がためらっているとしたら、その理由はこのときのO氏の胸中にあったものと同じではないのか。
映画会社はじめソフト事業に注力していく限り、この苦悩はI氏以降の社長の念頭にも取り付き続けるはずである。
これはSの持病のようなものになって、その寿命に深刻な影響を与えるかもしれ「リタイアするつもりはありません」というO氏の言葉に、権力への執着を見て眉を寄せる人も報道関係者の中には少なくなかった。
しかし、O氏の本心は、自分は逃げないという責任表明であったはずである。
(最高経営責任者)ですから、ひきつづきSの最高責任者としてI君が本当に将来のCEOになれるように勉強してもらうため一緒にやっていくわけです。
K氏が社長に就任したとき、N氏は、新社長を支える副社長に就任している。
同期の2人である。
このような関係の成否はその性格に左右される。
もし、N氏が社長であり、副社長がK氏であったなら、このコンビは機能したかもしれない。
K氏は次に見るようにHを構造改革しようとした経営者であった。
その改革は、社員の給与体系を年俸制に変えるなど社内の反発を買うものであった。
その改革の推進責任者としてN氏は矢面に立たされたのである。
改革が不可欠であるという思想は同じとしても、このような後ろ向きの施策で、同期の社長に成果を評価されねばならない立場はつらいものがある。
N氏のように常にヒーローとして挫折のないキャリア組。
Sは、「非連続」の行き方をあえて選んだことになる。
歴史を見るとき、しばしば「もし」という思いが去来する。
Hの社長にN氏が選ばれ、Sの社長にM氏が選ばれていたら、その後の両社は、どのようになったろうかという仮定は、非常に興味深い。
企業の寿命は延びたのか、縮んだのか。
創業者の時代を終えた両社は、いやがおうにも事業構造の再検討や組織疲労の修復などのリストラの時代を迎えざるを得ない。
その詳細については次に譲らねばならないが、H社長がNS氏であったなら、少なくともHは徒弟的で閉鎖的な風土を変えることができたのではないかと思われる。
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